フォトショップ実践003_背景をぼかす

Adobeフォトショップの実践例、第3回です。

被写体を際立たせるため、周りをぼかす手法の解説です。
複製レイヤーとレイヤーマスクを使った手法で、フォトショップ初心者向けです。

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元の画像
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完成画像

レイヤーコピーして同じ画像を2枚重ねる

画像を埋め込み配置、基本レタッチを先に済ませます

今回は1920×1080のカンバスを作成。
画像を配置して色調補正します。
私の場合、「トーンカーブ」「自然な彩度」「アンシャープマスク」が定番です。

配置画像は「スマートオブジェクト」にしておきます。(おそらく自然となっているはず。)
スマートオブジェクト状態なら、色調補正を何度でも再調整でき、とても便利です。

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画像配置し、基本レタッチを先に済ませます
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複製し、同じ画像を2枚重ねます

次に、画像レイヤーを複製し同じ画像を2枚重ねます

レイヤーパネルで画像レイヤーをドラッグ、パネル下部の「新規レイヤーを作成」ボタンにドロップします。コピーされ、レイヤーが2つになります。

上のレイヤーをレイヤーマスクする

上の画像レイヤー(コピーレイヤー)の被写体を切り抜きします
今回はお箸とマグロです!

まずは選択範囲を作成、「クイック選択ツール」でやりました。

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コピーレイヤーの対象物を範囲選択中
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「ベクトルマスクを追加」ボタン

次に切り抜きです。
切り抜き方法もいろいろありますが、「レイヤーマスク」という手法を使います。
簡略記載し「LM」とします。

LMは対象物の周りを隠して見えなくします。切り抜いたように見えますがデータは残っていて、何度でもやり直しが可能、便利で安心の基本機能です。

選択範囲を作り、レイヤーパネル下部の 「マスクを追加」ボタンをクリック。とても簡単です。

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レイヤーマスクされたコピーレイヤー

境界線がいまいちの出来ですが、たぶん大丈夫です。あとで修正も可能です。

下のレイヤーをぼかす

LMしていない下のレイヤーを選択してぼかします

「フィルター」メニュー>ぼかし>ぼかし(ガウス)

ぼかし具合は手動でフェーダー調整、全体がぼやっとしてくれます。

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「フィルター」メニュー>ぼかし>ぼかし(ガウス)
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ガウスを調整中

必要に応じて、上下のレイヤーの色調補正を再調整します。
スマートオブジェクト状態でレイヤー分けしているので、個別で調整できて便利です。

はい!完成。
やはり境界線がいまいちでした。丁寧にやったほうが良いですね。「プロパティパネル」でLMの「ぼかし」を調整すれば自然になじみそうですが、今回はこれで満足とします。

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ぼかした画像のうえに、切り抜いた画像を重ねています

行程はそれほど多くありません。
是非、お試しください。

まとめ

  1. 画像を埋め込み配置、基本レタッチを先に済ませる
  2. 画像を複製して、同じレイヤーを2枚重ねる
  3. 上のレイヤーを「レイヤーマスク」で切り抜く
  4. 下のレイヤーを「ぼかし(ガウス)」でぼかす
  5. 必要があれば、各レイヤーの色調補正を修正、切り抜きレイヤーマスクの境界線を修正

以上、次回もよろしくお願いします!
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