[Windowsナレーター#002] 読み上げ設定とナレーターキー
Windowsのアクセシビリティ機能、「ナレーター」の使い方を研究していきます。今回は「ナレーターの声・速度・音量」の設定、修飾キー「ナレーターキー」、キーボードショートカットの整理、など勉強する予定です。
ナレーター音声の選択
Windowsの「ナレーター」は、パソコン画面の情報を音声で読み上げてユーザーをサポートしてくれます。私のWindowsでは、初期状態で5種類の音声がインストールされていました。追加でさらに2種類の音声をインストールでき、追加ダウンロードの「自然な声」のほうが、よりナチュラルで聴きやすい印象です。
ナレーター音声の変更は、キーボードショートカット「 Windowsキー + 「U」キー 」で「アクセシビリティ」にアクセス、視覚の項目の上から8番目あたり「ナレーター」をクリック。「ナレーター」のトグルスイッチを「オン」にした状態で、「音声を選択する」のコンボボックス内でサンプル音声を聴きながら変更できます。
「音声を選択する」のひとつ下の「自然な声を追加」から、最新の音声を追加ダウンロードできます。
音声の選択は自分が聴きやすいものをお好みで選んでください。後からいつでも変更する事ができます。アクセシビリティの設定画面を表示しなくても、ナレーター音声を変更できるキーボードショートカットがあります。
「 ナレーターキー + Altキー + 「+」キー 」
このショートカットキーでは、下画像の設定画面を表示しなくても、インストールされている音声を正順に切り替えていくことができます。
「+」の代わりに「-」キーを押すと逆順で切り替わります。後からナレーター音声を変更することはあまりないと思いますので、このキーボードショートカットは覚えなくて良いかもしれません。「ナレーターキー」に関しては、次に解説いたしますが、私のパソコンでは「無変換」キーか「Insert」キーに設定しています。
ナレーターキー
キーボード操作で「ナレーター」機能を使うために使用する修飾キーとして「ナレーターキー」があります。「修飾キー」とはキーボードショートカットを使う際の、ShiftキーやCtrlキーなどのことです。ナレーター独自の機能を使う修飾キーは「ナレーターキー」と呼ばれるようです。「ナレーターキー」は私のパソコンでは「無変換キー」と「Insertキー」に設定されていました。おそらく初期状態のままです。デスクトップPCの場合は、そのまま「無変換キー」を使用。ノートPCの場合は「無変換キー」が無かったので「Insertキー」を使用しています。
ナレーターキーの設定は、アクセシビリティ設定の画面から「アクセシビリティ」>「ナレーター」>「マウスとキーボード」の項目で変更できます。おそらく「無変換キー」「変換キー」「Insertキー」の3つから選べると思いますが、初期設定のままで慣れていって問題ないと思います。宜しければ、ナレーター「オン」になっているかたはパソコン音量を確認のうえ試してみてください。
「 ナレーターキー(無変換キーもしくはInsertキー) + F12キー 」
現在の時刻を読み上げます。このようにナレーター機能の利用には「ナレーターキー」を修飾キーとして使用します。
読み上げ速度と音量
ナレーター音声の読み上げ「速度」と「音量」は、ナレーター設定画面で調整できます。
これまで、ショートカットで「アクセシビリティ」>「視覚」>「ナレーター」と3層進んでアクセスしておりましたが、便利なキーボードショートカット発見いたしました。
「 Windowsキー + Ctrlキー + 「N」キー 」
これで、直接「ナレーター設定画面」を開くことができます。
このショートカットは覚えると便利ですが、まず先に「 Windowsキー + 「U」キー 」。「アクセシビリティ」へのキーボードショートカットを確実に覚えたほうが良いです。「アクセシビリティ」では「ナレーター」以外にも、テキストやマウスポインターのサイズ調整、画面の色調整などいろいろな調整を実行できるからです。
「ナレーターの音声」の設定項目内では、音声種別のコンボボックスの右にある開閉ボタンをクリックすると、「速度」「ピッチ」「ボリューム」の調整レバーが表示されます。
ボタンパソコンのマスターボリュームとは別設定になりますので、ナレーター音量をMAXにしてもパソコン音量をミュートしていれば何も聴こえません。ナレーターの音量設定は、パソコン使用時に途中で変更したいということが想定されますので、キーボードショートカットは是非覚えたいです。
上の画像をみていただくと、「速度」と「ボリューム」、それぞれの項目内にキーボードショートカットが書いてあります。
速度を上げる
「 ナレーターキー + 「+」キー 」
ボリュームを上げる
「 ナレーターキー + Ctrlキー + 「+」キー 」
この二つは覚えたほうが良いです。速度やボリュームを下げたい時は「+」キーを「-」キーに変えます。ナレーターオンで作業中によく聴こえない部分があり、速度やボリュームを変えたい、ということはよく有ると思います。このキーボードショートカットは是非、覚えたいです。
キーボードショートカットの整理
これまで使用したキーボードショートカットを一旦、整理してみます。「ナレーターキー」は私の場合、「無変換キー」「Insertキー」に設定しています。「+」キーを使用するショートカットは「-」キーにすると効果があります。
設定メニューの表示 | 「アクセシビリティ」設定画面 | Windowsキー + 「U」キー |
〃 | 「ナレーター」設定画面 | Windowsキー + Ctrlキー + 「N」キー |
起動 | ナレーターの「起動」「終了」 | Windowsキー + Ctrlキー + Enterキー |
読み上げ操作 | 読み上げ停止 | 読み上げ中に「Ctrlキー」を1プッシュ |
読み上げ設定 | ナレーター音声の変更 | ナレーターキー + Altキー + 「+」キー |
〃 | 読み上げ速度を上げる | ナレーターキー + 「+」キー |
〃 | 読み上げボリュームを上げる | ナレーターキー + Ctrlキー + 「+」キー |
覚えるキーボードショートカットは増えていく一方ですが、パソコン画面を見ずに操作する為には、キーボードショートカットは重要です。次回は「マウスの代わりのキーボード操作」を勉強する予定です。ありがとうございました。
#Windowsナレーター #やはパソ