Windowsナレーター#001 ナレーターの起動

Windows11に標準搭載されている「 スクリーンリーダー 」機能。「 ナレーター 」の使い方を勉強してまいります。「 スクリーンリーダー 」はパソコン画面の音声読み上げ機能やソフトです。主に視覚障がいのかたがパソコンを利用するためのサポート機能となります。

Windows向けの「 スクリーンリーダー 」は有料ソフト、無料ソフト、OS標準搭載の機能など、何種類かあるようです。「 ナレーター 」はWindows11に搭載されている無料ソフトになります。有料専用ソフトと比べると、使い方の難易度が高いかもしれませんが、「無料で」「インストール不要で」「誰でも」使用できることは、とても魅力的だと感じています。

アクセシビリティ

「 ナレーター 」は、Windows11の「 アクセシビリティ 」機能です。「 アクセシビリティ 」とは、多くの人が平等に電子機器を使用するための「 ユーザーサポート機能 」、と私は理解することにしました。「 Windows 」だけでなく「 Mac 」や「 iPad 」、他のスマートフォン類にも、「 設定 」の項目の中に「 アクセシビリティ 」という項目があると思います。「 ナレーター 」は「 音声読み上げ機能 」ですので、主には視覚障がいのかたがWindowsを操作するための補助機能となります。

「 Windows11 」での「 アクセシビリティ 」へのアクセスには、キーボードショートカットを覚えると便利です。(ちなみに「 Windows10 」の場合は名称が「 アクセシビリティ 」ではなく「 簡単操作 」となっているらしいです。)

「 Windowsキー + 「U」キー 」

このショートカットキーで「アクセシビリティの設定」にワンストップで入れます。ショートカットを忘れてしまった場合は、Windowsのメニューから入れます。「 スタートメニュー 」 > 「 設定 」 > 「 アクセシビリティ 」、 となります。

アクセシビリティの設定画面

ナレーターの起動

では「 ナレーター 」を起動してみましょう。「 アクセシビリティ 」の「 視覚 」項目、上から8番目に「 ナレーター 」という項目があります。クリックすると「 ナレーター 」の設定項目に切り替わります。一番上のトグルスイッチが「 ナレーター 」のオンオフ切替になります。

ナレーターの設定画面

トグルスイッチを「オン」にすると、マウスカーソルがある位置に青枠が現れ、すぐに音声読み上げが開始されます。読み上げをストップしたい場合、「 Ctrlキー 」を押します。「 Ctrlキー 」はナレーター読み上げの「 停止ボタン 」になります。

ナレーター初回起動時は、次の画像のような「 ナレーターホーム画面 」が表示され、長々と画面情報を読み上げると思います。「 Ctrlキー 」で読み上げ停止して大丈夫です。「 ナレーターホーム画面 」は「 ナレーター 」を起動するたび、毎回表示されますので設定変更して表示されないようにします。「 ナレーターホーム画面 」左下のチェックボックスを「オフ」にして、右下の「 最小化 」をクリックすると、今後表示されなくなります。

ナレーターホーム画面

「 ナレーター 」を起動しても音声読み上げが聴こえない場合は、パソコンの音量設定をご確認ください。一度オンにすると、オフに切り替えるまで起動したままになると思います。

「 ナレーター 」のオンオフを切り替える際は、キーボードショートカットを使うと便利です。
「 Windowsキー 」 + 「 Ctrlキー 」 + 「 Enterキー 」
このショートカットキーが「 ナレーター 」のオンオフ。「 起動 」と「 終了 」の切り替えになります。

今回のまとめ

・「 ナレーター 」はWindows11の「 音声読み上げ機能 」
・起動は「 アクセシビリティ 」設定画面のキーボードショートカット「 Windowsキー + 「U」キー 」から
・初回起動後は「 ナレーターホーム画面 」を非表示に設定する
・読み上げ停止には「 Ctrlキー 」をプッシュ
・ナレーターの「起動」「終了」は「 Windowsキー + Ctrlキー + Enterキー 」

ここまで、Windows11の「 アクセシビリティ 」機能。「 ナレーター 」の起動方法について勉強いたしました。次回は「 ナレーターの基本設定 」について勉強する予定です。ありがとうございます。#やはパソ #Windowsナレーター