Windowsナレーター#003 ナレーター音声の基本設定
Windows11に搭載されている音声読み上げ機能「 ナレーター 」の使い方を勉強しています。「 ナレーター 」は「 スクリーンリーダー 」と呼ばれるパソコン画面の読み上げ機能で、主に視覚障がいのかたがパソコンを利用するための音声サポート機能です。今回はナレーターの音声設定について学習いたします。
ナレーター音声の基本設定
Windowsの「 設定 」ウィンドウの中から、ナレーターの音声設定を確認していきます。
音声読み上げのスピードや声質など、今回は基本的な設定だけチェックいたします。確認する場所は、
Windowsスタートメニュー > 設定 > アクセシビリティ > 視覚「 ナレーター 」
キーボードショートカットだと「 Windowsキー + Ctrlキー +「N」キー 」です。
ナレーターを起動状態にします。設定ウィンドウ内の「 ナレーター 」のトグルスイッチをクリックして「 オン 」にします。私は、ナレーターのオンオフを切り替える事が多いですので、キーボードショートカットを覚えました。ナレーターのオンオフのショートカットは「 Windowsキー + Ctrlキー + Enterキー 」です。パソコン本体やスピーカーの音量も聴きやすいように適切に上げておきます。

では、今回は「 ナレーターの音声 」という設定項目のなかを4項目だけ調整していきます。
「 音声を選択する 」という項目の右端のボタンをクリックするとウィンドウが拡がり、「 速度 」などの設定項目が出現します。「 音声を選択する 」「 速度 」「 ピッチ 」「 ボリューム 」の4項目です。

「 音声を選択する 」は、音声読み上げしてくれる声の選択です。男性、女性、日本人、外国人、で数種類インストールされています。クリックして候補を切り替えると名前を読み上げて自己紹介してくれます。聴きやすい声を選びましょう。英語読みの音声は、ほとんど日本語文章を読んでくれませんでしたのでスルーして良いと思います。
名前の後ろに(Natural)と書かれている音声は、新しい「 自然な声 」という機会音声です。ナチュラルでとても聴きやすいと思いますのでお勧めです。候補に表示されていなければ、簡単に追加インストールできます。「 自然な声を追加 」という設定項目の「 追加 」ボタンをクリックすると、男性、女性の2種類が表示されます。両方選択してダウンロードしてみましょう。

一番聴きとりやすい音声が決まりましたら、その後は音声を変更する必要はないと思います。
「 速度 」は読み上げのスピードです。「 ピッチ 」は音声の声質の高い低いになります。高い声のほうが聴きやすい、低い声のほうが聴きやすい、人それぞれですので、好みで調整してみてください。
「 ボリューム 」は、ナレーター音声のボリュームで、パソコンのマスターボリュームとは別の設定になります。普段のパソコン使用時は小さな音量で、ナレーターの音声読み上げだけは大き目の音量に、そういう設定がある程度可能です。一旦、お好みで調整してみましょう。
上記4項目のうち「 ピッチ 」以外にはキーボードショートカットが用意されています。「 音声の選択 」に関しては、一度好みの音声を決めたら変える必要はないと思います。「 速度 」と「 ボリューム 」に関しては、難しい文章を読むときは速度を下げたい。周りがいつもより賑やか場所だとボリュームを上げたい。など利用環境によって調整できると便利です。この2項目のキーボードショートカットを記載します。
「 速度 」と「 ボリューム 」のキーボードショートカット。「 ナレーターキー 」は前回の記事で解説していますが私の場合「 無変換キー 」に設定しています。
速度を上げる | ナレーターキー + 「+」キー(「れ」のところ) |
速度を下げる | ナレーターキー + 「-」キー(「ほ」のところ) |
ボリューム上げる | ナレーターキー + Ctrlキー + 「+」キー(「れ」のところ) |
ボリュームを下げる | ナレーターキー + Ctrlキー + 「-」キー(「ほ」のところ) |
「+」キーと「-」キーは、日本語キーボードの「れ」と「ほ」のキーで操作できました。テンキーの「+」「-」で操作できる場合は、そちらのキーでも良いです。私のパソコンでは「 速度 」はテンキーで操作できませんでした。
今回のまとめ
「 ナレーター音声 」の基本設定は、「 声 」「 速度 」「 ピッチ 」「 ボリューム 」の4項目。
「 声 」は「 自然な声 」がナチュラルで聴きやすくお勧めです。「 ピッチ 」は音程の高い低いです。「 声 」と「 ピッチ 」は一度決めたら、変更する必要はないと思います。「 速度 」と「 ボリューム 」は利用環境によって調整したいケースが考えられますので、キーボードショートカットを覚えるととても便利です。
ここまでナレーター音声の基本設定について学習いたしました。次回は、デスクトップ画面や表示ウィンドウ間の移動方法について勉強する予定です。ありがとうございました。
#やはパソ #Windowsナレーター
→ ホーム